冬至
◎[冬至]=一陽来復、春を待つ節目の日。
[冬至]は、新暦12月22日頃にあたり、夏至とは正反対に1年中で最も昼間が短く夜が長い日です。この日太陽は南回帰線の真上にあり、北半球では正午の太陽の高さが最も低くなるためです。昔、中国では冬至を太陽運行の起点、暦の始まりと考えており、この日を[冬至節]として天を祀る儀式が行われていました。
この日にかぼちゃを食べると、中風にならず、風邪をひかないという言い伝えがあり、小豆粥は、小豆が邪気を祓うとされる赤色であることから、冬至に食されるようになったといわれています。
冬至の日に柚子湯に入る習わしは今日でも続いています。これは五月の節句の菖蒲場と同じように、体調をくずしやすい季節の節目に身を清め、体の健康をはかるというものです。