【音声読み上げ】
柳井市日積5546番地
このお堂は、『古村記』(寛文8年(1668年)、岩国徴古館蔵)に「ラクチウニ大智寺ト云真言ノ寺跡有于文珠堂アリ。」と出ています。
「ラクチウという所に大智寺という真言宗の寺の跡があり、ここに文珠堂がある」ということですが、正確な創建年代は不明です。
境内に卵塔の墓も残っていますので、住職もおられたようです。
本尊の文珠菩薩は、智恵の仏様といわれ、獅子に乗っておられるのが特徴です。
文珠様が本尊としてまつられているのは珍しく、「周防の三文珠」の一つといわれています。
2月25日が縁日で、かっては近郷より善男善女が多数参拝し、露店も屋台を並べ、催し物もあり賑わっていたとのことです。
慶応2年(1866年)、四境の役において、三丘隊が西善寺に駐屯して大島郡の玖可浦戦争に出陣した際、日積の文珠堂の広場で炊飯や野営をしたといわれています。
西善寺の第十四世住職(西山賢珠)が子どもの頃まで炊飯に使用したと思われる大釜があったそうです。
周防三文珠 文珠堂までの道案内
(ふれあいどころ437から約1.5km)
【1】ふれあいどころ437の出口から左折
1車線、約100m
【2】横断歩道のある交差点を右折し、国道437号玖珂方面へ
2車線、約300m
【3】押ボタン式信号と明教寺のある交差点を左折。
2車線、約800m
【4】突き当たりを右折。
2車線、約100m
【5】すぐに右折。
1車線、約30m
【6】右手に「日積文珠堂 ここより百メートル」の標柱がある。ここを右折する。
1車線、約100m
【7】緩やかな坂を上り、文珠堂に到着する。