教徳寺
忍道の教徳寺(浄土真宗)は、弘治年間(戦国時代)に、願秀(俗名末永作次郎)の開祖といわれる古い寺です。
明治5年の学制領布で、最初の村落日積小学校が、この寺を仮教場として設置されました。伊陸村長から後に、国会議員にもなった、硲俊聡(旧姓米村)が教師を勤めております。
山門を入ると、手洗鉢に見事な盃状穴があり、目を見張らせます。
また、本堂の前庭には、藤の大木が、毎年見事な花を咲かせています。
品種は花房の長い「ノダフジ」と思われますが、樹齢や由来は定かでありません。しかし、少なくとも百年以上の樹齢と思われます。
棚高3メートル、樹冠の広がり10メートル四方に咲きほこる花房の群れは壮観であります。
花の時期は、毎年4月下旬から5月上旬が見ごろであります。5月3日は満開でした。
宮ケ峠のНさん宅の藤棚も5月3日は満開でした。それは見事です。