4月の老人給食

穀雨の候、雨上がりの新緑がまぶしく感じられます。
今月は、旬の食材、タケノコ、アスパラ、春キャベツ、イチゴを使い、目にも鮮やかな春らしいお弁当になりました。
タケノコご飯の上に添えたサンショウからは、春の香りが漂います。

地域の高齢者の見守りも兼ねて、お弁当を届けていますが、逆に高齢者から、元気や知恵をいただくことが多いです。

💝御年94才のYさん
「今年も新玉ねぎがようけぇ出来たからね、ご近所に配っちょるの。あなたも持って帰りなさい」
きれいに洗った真っ白な新玉ねぎの横には、持ち帰り用のビニルの袋まで置いてありました。

💝手先の器用な80代Yさん
毎回、お弁当の代金を手作りポチ袋に入れてくださいます。このポチ袋は、とても素敵なので、重宝しています😊

このように高齢者は「何かをしてあげる」だけの存在ではありません。
「役に立ちたい」と思っておられる方も多く見かけます。
そういう方には何らかの活躍の場があればと思います。無理のない範囲で。
「老人給食」活動は、ボランティアの方と和気あいあいと作り、利用者の方とのつながりを深めることができる 意義あるものです。

そんなことを感じながら、心地よく今月の配食を終えました。