鳩子の滝
上の写真は、前回訪れた時の「タラヨウ」の葉です。
《鳩子の滝》
鳩子川の渓流に三段になった滝があり、「深山の飛瀑(みやまのひばく)」といわれ、「日積八景」の一つに上げられています。昔、弘法大師が、ここで座禅を組まれたとか。足と杖の跡といわれる岩があり、その故か小さな大師堂があります。
滝の全景は、こんもりと広葉樹におおわれていますが、この森は、珍しい「タラヨウ(多羅葉)」の原生林で有名になっております。
「タラヨウ」は、紙の代用で、僧侶がお経を書いたり通信に利用したそうで、「多羅」とはお経の意味で、仏教木として、お寺の庭にもあります。また、葉書の語源といわれ、「郵便の木」にも選定されております。昔から、日積では「えかきしば」といわれ、子供の遊びに利用されました。
この滝の数百メートル上流には、生きた化石、サンショウウオの生息がみられます。種類は、小形の「プチサンショウウオ」で、柳井市内では唯一の生息地です。
いまから約20年前に発見された「プチサンショウウオ」です。
4月28日下見に行きました。