まゆみ(真弓)

秋が深まり、今年も「まゆみ」の実が色づきました。

「まゆみ」の名は、弾力があって堅硬な材が弓に向く、つまり「真弓」からついたとされる。一方、秋に熟す実も独特で、そこに詩人は名の語源を見た。丸く膨らんだ実は種子を包む。それが繭を思わせるので「繭実」だというのである。紅葉も美しい。「源氏物語」の六条院の庭に植栽。