日積「二十四節気」花だより
3月16日(木)
つれづれ草「自然と風土、そして人生」。冬の中に春の香りをかぐ。人はその身に何か変化があったときーことに失意や不幸のときー自然や風土がよくわかるという。
「疾風に勁草(けいそう)を知る」。第百五十五段の一節。「・・・春暮れて後、夏になり、夏果てて、秋の来るにはあらず。春はやがて夏の気をもよおし。夏より既に秋はかよひ、秋は即ち寒くなり-。日本の四季は微妙で、じつに変化に富んでいる。春ー夏ー秋ー冬と区別があるようで、どこかでつながっている。人は冬のなかに春の香りをかぎ、秋の夕暮れに冬の到来を知り、心の準備と仕度をはじめる。日本の四季の精妙さが、さまざまな工芸品、各種行事、折り折りの歌となってよくあらわれている。四季の移り変わりは人の心の中にもある。人の運命にもそれはいえるだろう。近年独裁的リーダーやカリスマ的経営者の退陣、自滅が目立っているが、かれらはある日突然ひっくり返ったわけでもあるまい。その得意の絶頂期に、不幸の種がまかれていた。得意の中に不幸がしのびこみ、失意の中に希望が芽生える。四季のかすかな変化とよく似ている。日本人の中の無常観は、単なるはかなさやむなしさではない。はかなさのなかに希望があり、希望のなかにある種のかなしさがある。そういう独自の無常観は、かならずしも仏教思想じゃなく、日本の風土と自然のあらわれ。浮き世と憂き世が重なっているといえば空想的すぎるか。
「侘助」(茶花)が咲きました。【詫助】⇒【詫助や障子の内の話し声】高浜虚子。【花言葉】⇒控えめ。簡素。静
かなおもむき。
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ピンクのコブシはめずらしい。
下は3月19日(日)のツバキ。
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上の写真は「田中邸の庭のコブシです」。見事ですね。
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上は「日積公園」の桜並木です。昔はここで「流鏑馬」を行っていたそうです。
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R5.3.28「大帯姫八幡宮」
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3月29日(水)「石井ダム」にて
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【藤ふじ】⇒紫に咲き垂れる藤の花房は風にあうと優艷に波立つ。【ふじ】は【吹き散る】に因む名という。花房の垂れ下がる様子を波にたとえて、万葉の昔から【藤波(浪)】と呼ばれてきた。【万葉集】には藤が27首も詠まれている。また、清少納言は【枕草子】の中で、【藤の花は、しなひながく、色こく咲きたる、いとめでたし】と記している。○草臥(くたびれ)て宿かる比(ころ)や藤の花【芭蕉】。○針もてばねむたきまぶた藤の雨【杉田久女】。
5月1日(土)
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5月12日「芍薬」
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6月27日(火) ↓ ヤマボウシ
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「半夏生」 ↓
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ダリア グラジオラス ↓
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