正(ただす)八幡宮=大畠町大字神代浦
◎神代【正(ただす)八幡宮】大畠町大字神代浦。神代浦東浜の山手に鎮座する。祭神は仲哀天皇、応神天皇、神功皇后ほか。旧郷社。【玖珂郡志】によれば文禄4年(1595)に内藤河内守元栄という者が、山城国石清水八幡をこの地に勧請したと記す。鎮座地は古くから宮山とよばれていたが、延宝年間(1673~1681)の洪水で一部が崩れ、神宝や縁起を流出。再興棟札として寛永12年(1635)、寛文2年(1662)などが残る。近世には社領1石を受け、氏子圏は東は飛石峠、西は大畠村の石神川、北は大畠村の坂川までとされる(玖珂郡志)。江戸時代の祭礼は8月15日で、神幸があった。末社として金比羅ともいわれる三輪大明神社がある。